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オーロラ用語集

予報ページや海外ツアーの案内、ニュースで出てくる言葉を、意味がすぐ分かるように短くまとめました。日本の記録に出てくる言葉から始めて、宇宙天気、予報の数値、空の見え方、撮影の順に並べています。

日本で耳にする言葉

オーロラ:太陽から来た電子などが高層大気にぶつかって光る現象。北半球では北極光、南半球では南極光と呼ばれます。

極光(きょっこう):オーロラの漢語表現。辞書や学術的な文章で使われます。

赤気(せっき):日本の古記録に見られる、赤いオーロラとみられる空の光の呼び名。1770年の京都の記録が有名です。

低緯度オーロラ:北海道など、オーロラ帯から遠い地域で大きな磁気嵐のときに見えるオーロラ。北の空が赤く染まります。

オーロラオーバル(オーロラ帯):磁極を取り巻くリング状の領域。この真下では、ほぼ毎晩オーロラが現れます。

磁気嵐:太陽風の乱れで地球の磁場が大きく変動する現象。強いほどオーロラが低緯度まで広がります。

磁気緯度:地球の磁場を基準にした緯度。オーロラの見えやすさは、地理上の緯度よりこちらで決まります。

南極光:南半球のオーロラ。英語ではオーロラ・オーストラリスです。

太陽と宇宙天気

太陽風:太陽から常に吹き出しているプラズマの流れ。ふだんは秒速300〜400 km程度です。

太陽フレア:太陽表面の爆発現象。規模はA、B、C、M、Xの順に大きくなります。

CME(コロナ質量放出):太陽から大量のプラズマが放出される現象。地球に届くと大きな磁気嵐の原因になります。

コロナホール:コロナが薄く暗く見える領域。ここから高速の太陽風が吹き出します。

黒点:太陽表面の温度が低く、暗く見える部分。多いほど太陽活動が活発です。

太陽活動周期:黒点数が約11年で増減する周期。現在は第25周期です。

極大期:周期のなかで黒点が最も多い時期。第25周期は2024年後半ごろでした。

27日周期:太陽の自転に合わせ、同じ高速風が約27日ごとに地球へ届く傾向。

宇宙天気:太陽活動が地球周辺の環境に与える影響をまとめた呼び方。予報も出されています。

IMF(惑星間空間磁場):太陽風が運んでくる磁場。その南北成分がBzです。

予報で見る数値

Kp指数:3時間ごとの地磁気の乱れを0〜9で表す指数。3分の1刻みで表記されます。

Gスケール:NOAAによる磁気嵐の5段階区分。G1がKp 5、G5がKp 9に相当します。

Bz:太陽風の磁場の南北成分。マイナス(南向き)が続くとオーロラが活発になります。

nT(ナノテスラ):磁場の強さの単位。Bzの値はこの単位で示されます。

太陽風速度:太陽風の速さ。秒速500 kmを超えると活動が上がりやすくなります。

太陽風密度:1 cm³あたりの粒子の数。高いほど地球の磁気圏を強く押します。

Hp30:30分ごとの地磁気指数。Kpより細かい時間の変化が分かります。

L1点:太陽と地球の間、地球から約150万 kmの点。ここの衛星が太陽風を測ります。

空で見えるもの

アーク:地平線と平行に伸びる弧状のオーロラ。最初に現れることが多い形です。

カーテン:ひだのように揺れる帯状のオーロラ。

コロナ:真上に出たオーロラが、一点から放射状に広がって見える状態。

サブストーム:オーロラが急に明るくなり、激しく動く現象。15〜60分ほど続きます。

ブレイクアップ:サブストームの始まりに、オーロラが一気に空へ広がる瞬間。

脈動オーロラ:数秒の周期で明滅する淡いオーロラ。活動の後半、明け方に多く見られます。

SARアーク:大きな磁気嵐のときに中緯度の空に現れる、淡く赤い弧。

STEVE:紫がかった細い光の帯。オーロラとは別の現象として研究されています。

557.7 nm:緑のオーロラを出す酸素原子の光の波長。

630 nm:赤いオーロラを出す酸素原子の光の波長。高度200 km以上で光ります。

窒素の発光:オーロラの下の縁などに見える、紫やピンクの光。

観賞と撮影

暗順応:暗い場所に目が慣れること。20〜30分かかります。

ボートルスケール:空の暗さを1〜9で表す尺度。数字が小さいほど暗い空です。

白夜:夏の高緯度で、夜になっても暗くならない現象。この時期はオーロラが見えません。

極夜:冬の高緯度で太陽が昇らない期間。暗い時間が長くとれます。

ISO感度:カメラの光に対する感度。オーロラ撮影では1600〜3200が目安です。

露出時間:シャッターを開けている時間。オーロラでは数秒から15秒程度がよく使われます。

よくある質問

KpとGスケールはどちらを見ればいいですか。 同じ現象を別の形で表したものです。旅先での判断には、町ごとに必要な値と比べやすいKpが便利です。

Bzがマイナスとはどういう意味ですか。 太陽風の磁場が南を向いていることを示します。南向きの状態が続くと、オーロラが活発になりやすくなります。

極光とオーロラは同じものですか。 同じものです。極光は漢語の呼び方で、辞書や学術的な文章で使われます。

最終確認日:2026年10月16日